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[本の感想] 心理学で何がわかるか



「性格はどこまで遺伝で決まるか」「自由意志は存在するか」「記憶力は鍛えられるか」
「暴力的映像は暴力を引き起こすか」―これらの問題に意味のある答えを出すには、
哲学や日常的実感では力不足。科学としてのアプローチが必要なのだ。
インチキ、俗説、疑似科学を退けて本物の心理学のあり方を提示しつつ、
今、心理学がどこまで到達しているのかを平易に紹介。心理学、最初の一冊。(Amazon)

大学時代,統計を少し勉強していたこともあり
その辺りの参考書を読んでると,
医学や心理学系の例がよく取り上げられていたのが印象に残っている。
医学,特に薬学の治験なんてバリバリ統計を使って,
大量のデータによる実験結果の妥当性を考慮するというのは想像しやすいだろう。
(単に私が医療系海外ドラマ見まくってたからかもしれないが。)
でも心理学で統計を使うというのにピンとこない人もいるのかもしれない。
私はあまりピンとこなかったタイプだ。
世間巷にある薄っぺらいスピリチュアル系な本は投げすてるにしても,
心理学というとフロイトやらユング,マズロー,エリクソン,フランクル
などの人物を想像すると思う人が多いんじゃないのか,
私は心理学と言えばこちらをイメージだった。
本書を読むと,現代の心理学というのは
そういう系統とはもはや一線を画するものであるらしい。
今あげた面々というのはどちらかと言うと哲学よりだが,
現在の心理学というのは自然科学よりで,
モデルを構築し実験を行う科学的な
検証を行うことのできる学問になっているようだ。

まぁなんとなくそんな予見はあった。
経済学関連の新書を読んだ時,
最近(最近じゃないか)では物理学や数学が経済学に手を出して
金融工学やらという領域を創造した。
そういう話なら心理学も一枚噛ませろと
行動経済学という領域をを創造し,
経済学の分野に顔を出し始めたという話を聞いたことがある。
この行動経済学というのを少し調べてみると,
物理学なんかの帰納的な方法での研究を行なっているらしい。
なんというか私の思い描いていた心理学というのとは
結構毛色が違とその時も思ったもんだ。
けど理系出身の私にとっては,
学問というなら,かつての演繹的なところからスタートする心理学より,
帰納的な所からスタートする心理学という方が親しみやすい。
本書でも実験データが多用されている。
というか,心理学の論文をもとにして構成しており
その内容はデータを多用することで
きちんと客観的な議論や考察ができるようになっていることからも
心理学は以前よりより科学的な分野となっているのは間違いない。

・性格はどこまで遺伝で決まるか
・自由意志は存在するか
・記憶力は鍛えられるか
・暴力的映像は暴力を引き起こすか

これらの問いに対して,今心理学ではどういう科学的な結果が出ているのか。
読んでみれば結構,自分の直感と違うものが多いはずだ。
(まぁそういうのが本書のが狙いでもある。)
もっと具体的に,例えば2章からあげるなら

・性格は遺伝するのか
・出生順は知能や正確に影響を与えるのか
・親の育児は子供に影響するのか

私を含む世間一般の答えと恐らく反対の答えが出てくることだろう。
納得できなくても,データの統計結果を見れば
そこにある程度の納得できる客観的な結果が存在するのが分かる。
これは紛れもない自然科学の領域だ。

ところで私が心理学だと思っていたフロイト先生の精神分析ってのはどこに行ったんだろう?
医学の精神科に吸収されたの?哲学に戻ったの?
wikiみると衰退していったみたいだが,自然消滅・・・。

☆☆☆☆

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  1. 2013/07/29(月) 20:32:47|
  2. 本 ☆☆☆☆
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