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[漫画の感想] ブッダ



巨匠・手塚治虫が描いた究極の人間ドラマ(潮出版社)

今月のはじめ辺りまで,Yahoo!ブックストアで
手塚治虫のブッダが無料で読めた。
まだ手塚治虫のブッダは読んだことがなかったので,
これを機会にほぼ徹夜で読んで見ることにした。
なぜ徹夜なのかというと無料期間が一週間をきっていて,
暇な日がその日しかなかったので全14巻を一晩で読破した。
読了後,漫画喫茶に泊まって,
漫画を読んでいると夜があけていたというあの気分が。
朝日が眩しかった。

これだけじゃなく,手塚治虫の漫画って
そんなに読んだこがない。
図書館や公民館で巻数がぬけておいてあった
そういう漫画をいくつか読んだことがあるくらいだ。
調べてみると図書館でも手塚治虫の漫画は
いくつかおいてあり,見ようと思えばいつでも読める。
無理して徹夜して読もこともなかった次第。

全部読んでみたが,
そんなに魅力的だとは感じなかった。
面白くないというわけではないが,
なんだろう私の琴線にそんなに触れなかった。
全編を通して多くのブッダを取り巻く多くの者達が
生老病死をはじめとする苦に囚われ苦しむさまというのは,
ブッダという物語にはいいと思えた。
(決してドSというわけではないです。)
そもそも仏教とは,そういう苦の状態から
脱却することを目的にするものだ。
世俗の世界においては善行を積んでも,
幸せになるとは限らず,
その無常を手塚治虫のブッダでは
タッタ,アナンダ,ダイバダッタ,チャプラなど
多くの登場人物に見て取れた。
この苦しみをどうすればいいのだろうか。

主人公・ブッダは文字通り真理に目覚めし者・ブッダとなり,
多くの者がブッダに帰依した。
だが彼らが帰依する契機になったのは,
ブッダが起こす奇跡やオーラと言えるものだった。
ここに神秘が存在し,彼は信仰を集めたようにみえた。
私が疑問に思ったのがココだ。
私は仏教に神秘なんて求めていないし,ブッダは神などではない。
私はブッダは,仏教における手本ぐらいの感覚でいいと思っている。
大乗仏教において,ブッダは神格化されてはいるし,
三宝の一つに仏というのもあるので
あながち間違いではないのかもしれないが。

しかし帰依する契機となるなら,
私は三宝のひとつ法であった方がいいと思う。
物語中でも示される,炎に飛び込んだウサギなどの話のことだ。
その話をうけて,僧は悟るというのがしっくりくる。
悟りというものは,結局個人的な主観がはばを効かせるものだ。
ブッダは悟ったが,全く同じ悟りで,僧が同じように悟るとは限らない。
つまりは個人的な主観にかえる,
だからと言って悟りは神秘で奇跡だなどという
輩の妄言を認めるつまりは一切合切ない。

結局の所は最終的には自分でやるしかない。
ブッダの入滅後,この物語を生きる者達はどうなったのだろう。
そんな事を思った。

☆☆☆

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  1. 2013/06/07(金) 20:21:45|
  2. 漫画 ☆☆☆
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

おはようございます

ブログへの訪問ありがとうございます。
  1. 2013/06/08(土) 07:12:05 |
  2. URL |
  3. 友遊クラブ #TluyS4YI
  4. [ 編集 ]

お久しぶりです。
私も、ブッタに関して同感です。

いろいろな本を読んだり、宗教なども聞いたりしましたが・
最後は、自分です。

いつも、訪問ありがとうございます。
  1. 2013/06/08(土) 09:32:54 |
  2. URL |
  3. さと #-
  4. [ 編集 ]

Re: おはようございます

> ブログへの訪問ありがとうございます。

友遊クラブさん コメありがとうございます

ブログ読んでもらってありがとうございました。
  1. 2013/06/12(水) 21:01:48 |
  2. URL |
  3. ヒメキリン #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

> お久しぶりです。
> 私も、ブッタに関して同感です。
>
> いろいろな本を読んだり、宗教なども聞いたりしましたが・
> 最後は、自分です。
>
> いつも、訪問ありがとうございます。

さとさん コメありがとうございます

自己に関してなら仏教はオハコですね。
  1. 2013/06/12(水) 21:02:04 |
  2. URL |
  3. ヒメキリン #-
  4. [ 編集 ]

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