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[本の感想] ブッダの人と思想



我がものという執着を離れて欲望を滅し、清浄行の実践を説く人間ブッダの説教とは。さまざまな原始経典からのことばを引用しながら、現代を生きる人びとへ、ブッダの心の内面をわかりやすく解き明かす。(Amazon)

仏教におけるはじまりにおいて仏陀は,
もともと一修行者であって信仰の対象ではなかった。
とは言っても私は浄土宗系の阿弥陀信仰なんかを否定するわけではない。
大乗仏教のおかげで多くの衆生に仏教が浸透していったという反面はあるし
そこら辺を軽視することはできない。

ただ,2000年以上前バラモン教が信仰されていた世界の中で
生きた1人の人間の生涯を僅かながらでも知りたいと思ったわけだ。
そこには神格化される前の仏陀という1人の悩める人がいたわけだ。
別に私は原始仏教こそ至高というわけではない,
仏陀は生老病死という4つの苦に悩まされたわけだが,
今の私たちは私たちなりの悩みがある。
あくまでお手本となるという意味で,
そこの所が肝心かなめなのだというわけだ。

そういうわけでこの本を読んでみたんだけど,
すごい分かりやすくてビックリ。
そもそも仏陀が書いた本というものは存在せず,
彼はただ口伝によって志を同じくするものの集団を維持してきた。
仏陀が入滅した時,彼らの教えを受けた弟子たちが
彼の教えを出し合い,それを結集し,
はじめて経典が出来上がったわけだ。

この本は,それらの資料をもとに仏陀という人について書かれたものだ。
そこには,以降作られた空論や縁起論の片鱗は存在するものの,
確固たる概念として存在してるわけではない。
しかしそれらの教えこの経典から少しずつ少しずつ染み出してくるのが分かる。
私がこの本の仏陀を端的に表すならば,無執着の一言だろう。
執着から欲望が生まれるのなら,その執着を手放してみる。
ここにやすらぎの境地が生まれる。
執着を手放せというのは5歳の子供でも分かるが80歳の老人でも出来るかと言えば難儀だ。
それほど執着と手放すというのは難しい。
それを彼はいかに断ち切ったのか,この生きたかが出来たからこそ
彼は後世のお手本となったわけだし,神格化されたというのも頷けるわけだ。

☆☆☆☆

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  1. 2013/05/04(土) 23:59:33|
  2. 本 ☆☆☆☆
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

久々のちょっとゆっくりした休日です、
普段読書する間も無く、
ヒメキリンさんの書評を眺めてます(笑)
宗教にはあまり興味が無いのですが、
今日の書評を読んでて、
なるほどなあ!と感心してました、
昨今の領土問題も大騒ぎしてるけど、
根源はこんな事ですよね、

以前より訪問頂いてるのに
中々コメントする機会が有りませんでした、
色々な本紹介して下さいね(^O^)
  1. 2013/05/05(日) 19:30:28 |
  2. URL |
  3. SUN太郎 #xo2ligvU
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

> 久々のちょっとゆっくりした休日です、
> 普段読書する間も無く、
> ヒメキリンさんの書評を眺めてます(笑)
> 宗教にはあまり興味が無いのですが、
> 今日の書評を読んでて、
> なるほどなあ!と感心してました、
> 昨今の領土問題も大騒ぎしてるけど、
> 根源はこんな事ですよね、
>
> 以前より訪問頂いてるのに
> 中々コメントする機会が有りませんでした、
> 色々な本紹介して下さいね(^O^)

SUN太郎さん コメありがとうございます

もし面白そうな本があれば読もうかなぐらいでいいと思います。
結局は娯楽なんですから。
  1. 2013/06/12(水) 20:16:19 |
  2. URL |
  3. ヒメキリン #-
  4. [ 編集 ]

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