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和書・マンガの評価と感想の記録。

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[本の感想] 考える生き方



仕事・家族・恋愛・難病・学問、そして「人生の終わり」をどう了解するか。
ネット界で尊敬を集めるブロガーが半生と思索を綴る。(Amazon)

ノンフィクションあるいは自伝にも,ある程度の物語性は欲しい。

極東ブログの管理人であるfinalventさんの自伝。
極東ブログは,時事ネタの批評や本の書評をしているブログだ。
私は数あるブログの中で,もっとも正統派で硬派なブログだと思っている。
時事ネタなど国内の新聞・テレビなどでは,
あまり見掛けない記事に感心させられることが多々ある。
いつも新聞見ていて,たまにタイムなんかを見ていると
世界が新鮮に見える感覚に近い。
ちなみに有名なブロガーの中で,finalventさんの正体は,結構謎に包まれている。
(調べればそれなりに分かるのは分かるが。)
それは本書を読めば大半分かってしまうが。

ブロガーさんに限らず著名人が,
twitterやfacebookなどで自分から情報を発信していて,
その人の事を知るとき少しばかり失望する時がある。
想像していたイメージと,twitter上などでのギャップが大きいときなどそうだ。
なにも聖人君子を想像してるわけではないが,
それでもある程度神格化されてようなのはあると思う。
ITの進歩により,作家と読者の距離が近くなったのを悪いとはいはないが,
良い事ばかりでないのは確かである。
私はそうやって作者の事を知っていけば知るほど,嫌いになることが多いタイプだ。
ある程度秘密にしていくことも大切だと思う。

本書は,finalventさんが人生の山場で考えたことを軸にして話が進んでいくんだが,
私には多少文章が書ける人が書いたようなレベルの本だとしか感じ取れなかった。
自伝なら面白いものが他にもあるだろうという感じだ。
そもそも自伝には,人生にかけるある程度の熱さみたいなものが必要だが,
本書からはそれがイマイチ伝わってこなかった。
山場に直面した時の内面の張り詰めた感覚を,全然感じることが出来なかった。

また副題にある,「虚しさを希望に変えるため」とあるが,
この希望というのが,読んでいて分からなかった。
これは希望というより達観の方に近いんじゃないのか。
考えるから希望が生まれたわけでなく,
生きてたらなんとなく幸せになった,人生ってそんなもんだろという感じだ。
確かに考えてはいるんだが,それがどうした,
考えるだけならそこらの市井の人も考えているではないか。

そもそもこれを極東ブログを読んでいる人が読んで面白いと思うのだろうか。
本書は,極東ブログなど彼のブログに関することがほとんど出てこないのだ。
作者のことを知りたいと思う人ならいいかもしれないが。
記事が面白いから見てるという人にとっては,
ただのおっさんの自伝くらいにしか見えないのではないだろうか。
本を読んで面白いと思うのは本なのであって,
作者が気になるということはそうはないだろう。
ブログを読んで面白いのはブログなのだ。

普通の人も長く生きていけば,色んなことがあるだろう。
つまりはそういう話だ。
ブッダは出かけるときに,生老病死に出くわしたというが,
普通の人も長く生きれば色んなことに出くわすもんだろう。

終始辛口になったが,極東ブログはとても面白いブログです。
これは飽くまで本の感想ということで。
ブログで書くコラムなんかの,飄々とした感じが良い時もあるんだけどね。

☆☆☆

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  1. 2013/03/06(水) 00:21:06|
  2. 本 ☆☆☆
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

>ある程度秘密にしていくことも大切だと思う。

すごく同意です。
大黒マキとか絶対出ない方が面白かったと思います。

自分語りっていうのは他人を冷めさせるところがありますからね。
面白い自分語りも沢山ありますけどね。
  1. 2013/03/09(土) 09:55:53 |
  2. URL |
  3. 東王子 #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

> >ある程度秘密にしていくことも大切だと思う。
>
> すごく同意です。
> 大黒マキとか絶対出ない方が面白かったと思います。
>
> 自分語りっていうのは他人を冷めさせるところがありますからね。
> 面白い自分語りも沢山ありますけどね。

秘密を着飾って美しくなるってことですね。
  1. 2013/04/02(火) 01:42:40 |
  2. URL |
  3. ヒメキリン #-
  4. [ 編集 ]

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