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和書・マンガの評価と感想の記録。

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イノセンス After The Long Goodbye



素子がいない。そして愛犬ガブも消えてしまった…?喪われたパートナー、書き換えられた記憶。たったひとつ残された大切な存在の行方を求め、バトーはひとり夜の電脳都市を彷徨う。ガブが消えた交差点に突如現れる謎の戦車。公安九課でさえ正体を掴めないテロリストの影。そして、犬の魂を感じることができる不思議な少女…。バトーは、もう一度愛しい者の姿を見いだすことができるのか。日本を代表するSF作家と押井守監督の魂の交歓が生み出した、映画『イノセンス』前夜の物語。(Amazon)


●過ぎたるは及ばざるが如し

攻殻機動隊の映画第二弾「イノセンス」の前日譚となる本作。
攻殻機動隊を知ってる人は楽しめると思うけど,
そうでない人はちょっと厳しいかな。
アニメの方は分かりやすいんだけど原作(コミック)の方は難解なのは知ってたが,
この本もそれと同じくらい難しい。
特に用語や世界観なんかは,アニメ見てるなら,
なんとなく推定できるがここから入るのは無謀だろうな。
無難にアニメから入ったほうがいいだろう。

アニメは全体と通して,薬害・難民なんかのキーワードが,
イノセンスなんかは人間と非人間(生物と非生物)なんかがあるけど,
この物語の問題がなんなのか最後までイマイチわからなかったんだよね。
そう意味で,よりコミックに近いといえるのかもしれないけど。

ただ熱い展開は伝わってくるくる。
バトーの義体ハッキングによる暴走する車の中で白熱の展開。
これはアニメ化した時のシーンが思い浮かぶほどの戦いだ。
バトーさんにはこういう鬼気迫った戦いがよく似合う。

●バトーというキャラ
また思うのだがバトーという人物について。
映画やアニメやコミック,本などで性格が結構違う。
それはこれまで彼が出会った事件が,彼に影響を及ぼした結果なのかもしてないが,
(OVAのSSSとイノセンスは近いと思うし,それは素子という相棒を失ったからなのか。)
本書のバトーは,GHOST IN THE SHELLとイノセンスとをつなぐ変化を見ることができると思ってたが,
個人的にイノセンスに近いという印象のみだった。
あの渋いバトーは結構好きだけど,もちろん陽気なバトーも結構好きなんだけど。
アニメ版は思えばかなり性格の浮き沈みが激しい人だったな。

あとイノセンスではバトーは生物と無生物(人間と人形)で言えば,
無生物に重きをおいてたと思うが,
この本ではむしろ人間に重きをおいてるというか,
ガブという生き物を通して生物におもきをおいているのが
境界の上で悩む彼らしさがでてると思う。
彼はどちらの道を歩むのか,孤独に林の中ぞうのように。

作者が山田正紀だったのに驚いた。
てっきりこれまで通り押井守が書いてると思ったが,
まさかの山田正紀氏だった。
ミステリー以外の分野も書いてるのは知ってたが,
こういう分野もテリトリー内だとは恐れ入る。
なんでどんな分野の本もかけるんだろうか,
いつか執筆に関する本書かないかな。



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☆☆☆
関連記事

  1. 2012/07/08(日) 20:51:29|
  2. 本 ☆☆☆
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

攻殻とエヴァ

ヒメキリンさんこんばんわ。
雨男です。
イノセンスの前日潭があるんですね。バトーさんは特に映画とアニメで大きく違いますよね。
あとは素子がいるかいないかで(笑)
イノセンスはなかなか難解ですが、義体化と電脳化によって人間(個)と機械の区別って難しくなった。
でも、やっぱ人間(俺)は人間(俺)だよねってことなんだとおもいます。
「自分が生きた証を求めたいんなら、その道はゴーストの数だけあんのさ。」ってバトーさんの台詞が結論かなと思いますが、いかがでしょう?
個人的に興味深いのは、同じ95年に公開された攻殻とエヴァ。
攻殻の素子はアイデンティティを内的に求めるけど、
エヴァのシンジ君は他者とのつながりのなかに求めていきます。
後者が日本で社会現象となり、前者が世界で評価が高いのは、
自己を何処に求めるのかが日本と世界で違うのかなと思ったりします。

長文失礼しました。
今回も楽しく拝読させていただきました。
  1. 2012/07/10(火) 00:52:36 |
  2. URL |
  3. 雨男 #-
  4. [ 編集 ]

以前使っていたデジカメがすごく電池消耗が激しくて、あまりのコストパフォーマンスの悪さにエネロープ電池に切り替えたことがありました。これはこれで良かったのですが、遠出の時は予備を何本も持ち歩かなければならず面倒でした。
結論は、悪いのは電池じゃなくカメラだ!と・・・。
今は充電式で数百枚は撮れるデジカメで、電池切れを心配せずに済んでます。

アルカリ電池は高出力、マンガン電池は低出力の機器に向いているそうですね。時計やマウスやTVやエアコンにリモコンはマンガンで十分。カメラのフラッシュや高光量の懐中電灯などはアルカリがいいとか。高光量で使い終えたアルカリ電池でも寿命は終わっていなくてマウスやリモコンなら十分使えるらしいです。
 
マウス。電池の消耗防止に電源スイッチが付いていますが使いませんね(笑)
電池切れと気づかずPCが反応せずオタオタしたことがありました。
  1. 2012/07/10(火) 06:35:07 |
  2. URL |
  3. たかのつめ #9GE0tqGA
  4. [ 編集 ]

攻殻

びっくりです。作者が山田正紀さんだとは、夢にも思いませんでした。私も、てっきり押井守さんだと思いこんで信じ切っていました。バトーが、タチコマに天然オイルを与えていたことは、おやじっぽい、センチメンタルな、有機的な感情といえる技によるもので、それは、計算できない何かで、それが突然変異として威力を発揮する、みたいなところが、余計なイチビリっぽいんですが、そこが良いところでもあって、なんとなく憎めない・・・。タチコマも成長しましたしね・・・。長くなるんで、とりあえず、この辺で・・。楽しく且つ有効な情報をいつもありがとうございます。
  1. 2012/07/10(火) 19:02:53 |
  2. URL |
  3. future2011 #-
  4. [ 編集 ]

Re: 攻殻とエヴァ

> ヒメキリンさんこんばんわ。
> 雨男です。
> イノセンスの前日潭があるんですね。バトーさんは特に映画とアニメで大きく違いますよね。
> あとは素子がいるかいないかで(笑)
> イノセンスはなかなか難解ですが、義体化と電脳化によって人間(個)と機械の区別って難しくなった。
> でも、やっぱ人間(俺)は人間(俺)だよねってことなんだとおもいます。
> 「自分が生きた証を求めたいんなら、その道はゴーストの数だけあんのさ。」ってバトーさんの台詞が結論かなと思いますが、いかがでしょう?
> 個人的に興味深いのは、同じ95年に公開された攻殻とエヴァ。
> 攻殻の素子はアイデンティティを内的に求めるけど、
> エヴァのシンジ君は他者とのつながりのなかに求めていきます。
> 後者が日本で社会現象となり、前者が世界で評価が高いのは、
> 自己を何処に求めるのかが日本と世界で違うのかなと思ったりします。
>
> 長文失礼しました。
> 今回も楽しく拝読させていただきました。

雨男さん
コメありがとうございます。

アイデンティティに関する考えは,たしかに周りを気にする日本人と
自分というものを主張する世界(欧米)の人との違いがあるのかもしれないですね。
だからこそエヴァは受け入れがたかったのかもしれないですね。

バトーが人間か機械かというのは難しいですね。
潜水艦で救出した少女に「犠牲者がでると考えなかったのか,人間のことじゃねえ人形のことだ」って
ことばが私は印象残ってます。
素子といか,人形遣いと融合した素子という人間と人形というどっちつかずの存在が,
バトーをその境界にとどめているような印象を私は当時受けたんですよね。

たしかにその言葉トグサとの捜査の時だったと思うですけど,
その時は確かに人間味を感じさせるけど,
少佐が登場するとなんかバトーが弱くなった印象をどうしても受けるんですよね。
それだけ背中を預けることができる存在なのかもしれないんですけど。
  1. 2012/07/10(火) 23:57:02 |
  2. URL |
  3. ヒメキリン #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

> 以前使っていたデジカメがすごく電池消耗が激しくて、あまりのコストパフォーマンスの悪さにエネロープ電池に切り替えたことがありました。これはこれで良かったのですが、遠出の時は予備を何本も持ち歩かなければならず面倒でした。
> 結論は、悪いのは電池じゃなくカメラだ!と・・・。
> 今は充電式で数百枚は撮れるデジカメで、電池切れを心配せずに済んでます。
>
> アルカリ電池は高出力、マンガン電池は低出力の機器に向いているそうですね。時計やマウスやTVやエアコンにリモコンはマンガンで十分。カメラのフラッシュや高光量の懐中電灯などはアルカリがいいとか。高光量で使い終えたアルカリ電池でも寿命は終わっていなくてマウスやリモコンなら十分使えるらしいです。
>  
> マウス。電池の消耗防止に電源スイッチが付いていますが使いませんね(笑)
> 電池切れと気づかずPCが反応せずオタオタしたことがありました。

たかのつめさん
コメありがとうございます。

私はたまにコンデジ使ってますけど,それはバッテリーですね、
確かにデジカメのバッテリー消費早いですね。

私もマウスはスイッチオフにしてないことが多いんですよね。
寝具の上に開いてたりすると,夜中ずっとオンになって電池切れが早い早い。
私のマウスは電池一本なんで,予備を使いもう一方を充電で使ってます。
コレが一番エネループの恩恵を受けてます。
  1. 2012/07/11(水) 00:05:36 |
  2. URL |
  3. ヒメキリン #-
  4. [ 編集 ]

Re: 攻殻

> びっくりです。作者が山田正紀さんだとは、夢にも思いませんでした。私も、てっきり押井守さんだと思いこんで信じ切っていました。バトーが、タチコマに天然オイルを与えていたことは、おやじっぽい、センチメンタルな、有機的な感情といえる技によるもので、それは、計算できない何かで、それが突然変異として威力を発揮する、みたいなところが、余計なイチビリっぽいんですが、そこが良いところでもあって、なんとなく憎めない・・・。タチコマも成長しましたしね・・・。長くなるんで、とりあえず、この辺で・・。楽しく且つ有効な情報をいつもありがとうございます。

future2011さん
コメありがとうございます。

押井さんの作品って,ノベル化するとき自分で書くことが多いと思うんで,
これは珍しいですね。
アニメ版の方が親しみやすいというか,
なんていうか9課のNo.2を地で行くような感じなんですよね。
ベスト副長というか。
SSSや映画版は,とにかくみんなと孤立していて寂しい印象を受けるんですよね。
やっぱ素子がいないとダメなのかも。
  1. 2012/07/11(水) 00:10:04 |
  2. URL |
  3. ヒメキリン #-
  4. [ 編集 ]

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