One to Go

和書・マンガの評価と感想の記録。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

絶望名人カフカの人生論



フランツ・カフカ(Franz Kafka)
小説家。生涯独身、子供なし。41歳の誕生日1ヵ月前にほとんど無名のままこの世を去った。
代表作には『変身』、『訴訟(審判)』、『失踪者(アメリカ)』、『城』などがある。
(Amazon)

なりたかった作家になれなかったカフカ。
結婚できなかったカフカ。
親元から離れることのできなかったカフカ。
病気になったことに幸せを感じたカフカ。

彼の絶望がここにある。

悲しい時,楽しい音楽を聞くべきなのだろうか。
悲しい時,悲しい音楽を聞いて自分をいやしてもいいのではないか。

元気の無い時,無理やり楽しくなろうとしなくてもいいだろう。
カフカのようにただしく絶望するのも有りなんじゃないの。

なにごとにもネガティブ。
つねに自己を否定する男カフカ。
この本を通して,カフカがここまでマイナスな男だったのは。

どんなときにもネガティブ。
周りから幸福に見えても,常にネガティブ。
なんたって,彼は一日6時間働いくのがいやでいやでたまらなかったといほど。
どんだけ絶望名人なんだよ。

本書は,カフカの残した言葉を作者が説明をつけることによって成り立っている。
そこで感じたのは,カフカの言葉だけなら彼はどん底の人生を歩んでいたとおもう。
しかし,作者の解説からは彼の人生がそんなに悪かったようにみえてこない。
同じ状況に他の人間がいてカフカのように感じることがあるのだろうか?
それは人それぞれの気のとりよう次第なのかもしれない。
だからこそカフカは絶望の名人足りうるのだろう。

☆☆☆☆
関連記事

  1. 2012/05/09(水) 19:42:58|
  2. 本 ☆☆☆☆
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
<<最近話題の「氷菓」をiPadで読んでみる。 | ホーム | 虚構推理 鋼人七瀬>>

コメント

はじめまして。

カフカってそういう人だったんですねぇi-190
興味湧きました。
自分、絶望名人女版のような気がしますi-282
カフカにちょいと親近感i-80i-278
今度読んでみようかなーと思いました。

いつも訪問ありがとうございます!!
  1. 2012/05/10(木) 10:36:44 |
  2. URL |
  3. 猫島ゆき #-
  4. [ 編集 ]

はじめまして

読書で一番最初に感激した作家なのに、旅行中に生家も訪れたのに、
いろいろ調べるのが苦手なのでバックデーターをほとんど知りませんでした。
(ずっと昔のことなので。今ならネットで調べられるのに、今は読書から遠のいています)

それにしても、さっそく興味がわいてきました。
良い情報をありがとうございました。

  1. 2012/05/10(木) 13:54:32 |
  2. URL |
  3. えっせい #MkgAoDiE
  4. [ 編集 ]

Re: はじめまして。

> カフカってそういう人だったんですねぇi-190
> 興味湧きました。
> 自分、絶望名人女版のような気がしますi-282
> カフカにちょいと親近感i-80i-278
> 今度読んでみようかなーと思いました。
>
> いつも訪問ありがとうございます!!

こちも訪問してくれてありがとうございます。

おすすめなんで読んでみてください。
カフカに親近感というか共有感を得る人は結構多いのかもしれません。
自己の否定は誰もが経験しているものですから。

これを読んだ後,青空文庫でカフカの作品を読んでみるのもいいかも。
(すでに著作権ぎれで掲載されていたはず)
作品を読む印象がかわるかも。
  1. 2012/05/10(木) 22:29:06 |
  2. URL |
  3. ヒメキリン #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

> はじめまして
>
> 読書で一番最初に感激した作家なのに、旅行中に生家も訪れたのに、
> いろいろ調べるのが苦手なのでバックデーターをほとんど知りませんでした。
> (ずっと昔のことなので。今ならネットで調べられるのに、今は読書から遠のいています)
>
> それにしても、さっそく興味がわいてきました。
> 良い情報をありがとうございました。

ブログ読んでくれてありがとうございます。

カフカの住処に行かれたんですか,いいなぁ。

今時は本だけよんで,作者のバックグラウンドなんてあまりというか全然調べないですよね。
実際こういうバックグラウンドを知る・知らないで本の印象は結構変わるのかもしれないですね。
  1. 2012/05/10(木) 22:32:37 |
  2. URL |
  3. ヒメキリン #-
  4. [ 編集 ]

はじめまして

 カフカの作品は是非一度読んでみなければと思っていたのですが、この記事を読んでさらに興味が深まりました。

>悲しい時,楽しい音楽を聞くべきなのだろうか。
>悲しい時,悲しい音楽を聞いて自分をいやしてもいいのではないか。

 この考えにとても共感を覚えました。私自身、悲しいときには悲しい音楽に慰められることが多いので。
 人って悲しいとき、誰かにその感情を共感してもらうことで悲しみを受け入れることができるそうです。悲しい音楽は、その共感の役割を担っているのかな、なんて思いました。

 最後になりましたが、いつもブログを見に来て下さってありがとうございます。
 とても素敵なブログですね。本好きの私にはたまりません(笑)
  1. 2012/05/12(土) 15:08:38 |
  2. URL |
  3. 月ヶ瀬 采 #-
  4. [ 編集 ]

Re: はじめまして

>  カフカの作品は是非一度読んでみなければと思っていたのですが、この記事を読んでさらに興味が深まりました。
>
> >悲しい時,楽しい音楽を聞くべきなのだろうか。
> >悲しい時,悲しい音楽を聞いて自分をいやしてもいいのではないか。
>
>  この考えにとても共感を覚えました。私自身、悲しいときには悲しい音楽に慰められることが多いので。
>  人って悲しいとき、誰かにその感情を共感してもらうことで悲しみを受け入れることができるそうです。悲しい音楽は、その共感の役割を担っているのかな、なんて思いました。
>
>  最後になりましたが、いつもブログを見に来て下さってありがとうございます。
>  とても素敵なブログですね。本好きの私にはたまりません(笑)

月ヶ瀬 采さん

こちらもブログも見てくれてありがとうございます。

読書をする上で,作者の心象や当時の状況を知ることであたらしい発見があるときが私はあります。
この本は,カフカの作品にあたらしいイメージを与えてくれるのでなないかと思います。

私もカフカの作品は「変身」しかよんでないのですが,当時は難解すぎて文章からなにも感じ取れませんでした。
青空文庫に短編なんかもかなりおいてあるので,ただで見放題ですねw。
  1. 2012/05/13(日) 04:59:34 |
  2. URL |
  3. ヒメキリン #-
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://kiironokirinn.blog77.fc2.com/tb.php/116-988b4448
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

ブログはコチラ(現在休止中)で。

ヒメキリン

Author:ヒメキリン
高知在住・読書している20代。
本は図書館で借りるのが多いです。

検索フォーム

最新記事

カテゴリ

読んだ本・マンガは,下記の「~のリスト」にリンク貼っています。参考にしてください。

評価について (2)
読んだ本のリスト (1)
読書メモ (18)
本 ☆☆☆☆☆ (12)
本 ☆☆☆☆ (100)
本 ☆☆☆ (83)
本 ☆☆ (8)
本 ☆ (0)
読んだマンガのリスト (1)
漫画 ☆☆☆☆☆ (8)
漫画 ☆☆☆☆ (36)
漫画 ☆☆☆ (14)
漫画 ☆☆ (3)
漫画 ☆ (0)
酒の評価について (1)
酒のリスト (1)
酒 ◎ (8)
酒 ◯ (12)
酒 △ (2)
PC・ガジェット (10)
メモ・日記 (311)
DVD・TV・映画 (70)
ゲーム (7)
未分類 (0)

カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

月別アーカイブ

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

RSSリンクの表示

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログランキング

よければクリックしてください。


高知県 ブログランキングへ

運営の方からポイントを振り分けて欲しいとの 連絡があったので,本のカテゴリにも登録しました。
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村
にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 高知県情報へ
にほんブログ村

アクセスランク

相互リンクとブロともに関して

3ヶ月以上更新がないブログは,相互リンク・ブロともともに一度解除させてもらう場合があります。ご了承ください。再開した時は,もう一度申請してくれれば受け付けます。

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

◯◯◯

バイトサイト

スポンサードリンク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。