One to Go

和書・マンガの評価と感想の記録。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

[漫画の感想] ブッダ



巨匠・手塚治虫が描いた究極の人間ドラマ(潮出版社)

今月のはじめ辺りまで,Yahoo!ブックストアで
手塚治虫のブッダが無料で読めた。
まだ手塚治虫のブッダは読んだことがなかったので,
これを機会にほぼ徹夜で読んで見ることにした。
なぜ徹夜なのかというと無料期間が一週間をきっていて,
暇な日がその日しかなかったので全14巻を一晩で読破した。
読了後,漫画喫茶に泊まって,
漫画を読んでいると夜があけていたというあの気分が。
朝日が眩しかった。

これだけじゃなく,手塚治虫の漫画って
そんなに読んだこがない。
図書館や公民館で巻数がぬけておいてあった
そういう漫画をいくつか読んだことがあるくらいだ。
調べてみると図書館でも手塚治虫の漫画は
いくつかおいてあり,見ようと思えばいつでも読める。
無理して徹夜して読もこともなかった次第。

全部読んでみたが,
そんなに魅力的だとは感じなかった。
面白くないというわけではないが,
なんだろう私の琴線にそんなに触れなかった。
全編を通して多くのブッダを取り巻く多くの者達が
生老病死をはじめとする苦に囚われ苦しむさまというのは,
ブッダという物語にはいいと思えた。
(決してドSというわけではないです。)
そもそも仏教とは,そういう苦の状態から
脱却することを目的にするものだ。
世俗の世界においては善行を積んでも,
幸せになるとは限らず,
その無常を手塚治虫のブッダでは
タッタ,アナンダ,ダイバダッタ,チャプラなど
多くの登場人物に見て取れた。
この苦しみをどうすればいいのだろうか。

主人公・ブッダは文字通り真理に目覚めし者・ブッダとなり,
多くの者がブッダに帰依した。
だが彼らが帰依する契機になったのは,
ブッダが起こす奇跡やオーラと言えるものだった。
ここに神秘が存在し,彼は信仰を集めたようにみえた。
私が疑問に思ったのがココだ。
私は仏教に神秘なんて求めていないし,ブッダは神などではない。
私はブッダは,仏教における手本ぐらいの感覚でいいと思っている。
大乗仏教において,ブッダは神格化されてはいるし,
三宝の一つに仏というのもあるので
あながち間違いではないのかもしれないが。

しかし帰依する契機となるなら,
私は三宝のひとつ法であった方がいいと思う。
物語中でも示される,炎に飛び込んだウサギなどの話のことだ。
その話をうけて,僧は悟るというのがしっくりくる。
悟りというものは,結局個人的な主観がはばを効かせるものだ。
ブッダは悟ったが,全く同じ悟りで,僧が同じように悟るとは限らない。
つまりは個人的な主観にかえる,
だからと言って悟りは神秘で奇跡だなどという
輩の妄言を認めるつまりは一切合切ない。

結局の所は最終的には自分でやるしかない。
ブッダの入滅後,この物語を生きる者達はどうなったのだろう。
そんな事を思った。

☆☆☆

a0002_011071small.jpg

スポンサーサイト

  1. 2013/06/07(金) 20:21:45|
  2. 漫画 ☆☆☆
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

[漫画の感想] Q.E.D.証明終了(44)



燈馬に届いた、差出人不明の招待状。「Question!」とだけ記された封筒の中身は、列車の切符と宿泊券。便箋には「フェルマーの大定理」の数式‥‥いったい誰が何の目的で?招待状に従った燈馬は、現地で2組の夫婦に出会う。共通点は、それぞれ「Question!」を受け取っており、それぞれ離婚調停中ということだった――!“数論”のパズルの中で、人は何を思い、何を選択するのか‥‥? (Amazon)

Q.E.D.証明終了, いつも通りの2話で1巻という構成。
今回は,後半の話がかなりよかった。
間違いなく,久しぶりに上質な数学ネタ使用回だと断言できる。
前半の回はそんなに面白いと思わなかったので割愛。

後半の話の数学ネタは,有名なかのフェルマーの最終定理。
数学の読み物の中で,かなり頻繁に取り上げられてるんで,
結構聞いた人も多いだろう,あの定理が今回のネタ。
数学ガールなんかでも取り上げられたし,
新潮文庫のノンフィクションものは,
数学系の読み物の中で,かなり名作と言われており,
この定理の本って色々出てるし有名だよね。
説明の仕方は,そういう本の筋道と同じような展開。
他のフェルマーの最終定理系の本も,
構成はだいたい似たようなものなので,そんなもんだろう。

漫画なので,数式は数式はほんとんど用いず,
図やイラストでの説明となっているので,
知らなくともイメージできると思う。
ページも限られた漫画の中で,
定理の説明は明快で分かりやすいほうだと思う。
むしろよく出来たものだと思う。

謎もフェルマーの最終定理を素にしたもので,
凝ったミステリーを見ることができる。
これをわざとらしいとか言ったちゃだめ,ミステリーには掟があるんです。
久しぶりに,数学ネタの語る燈馬くんを見ることが出来て満足満足。

久々にmodを見て,これなんだっけとど忘れした。
使わないとすっかり忘れてしまうんだよなぁ。
使おうとしても,使う機会なんてないんだけどw。

(数学ガールの方は,数式でフェルマーの最終定理を証明しようとしているが,
楕円関数の微積の知識が必要となるところまで終わっているので注意。
そこからは大学生以上の知識が必要になるし,
全部定理するのは理系の大学生でもかなり難しいと聞いたことがある。
ちなみに新潮文庫の方は未読。)

前半 ☆☆
後半 ☆☆☆☆

よって ☆☆☆

a0002_009101.jpg


  1. 2013/02/18(月) 03:13:33|
  2. 漫画 ☆☆☆
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

[漫画の感想] ディメンションW(1)



“来たるべき世界”へ、ようこそ!

コイルと呼ばれる発明品の誕生によりエネルギー問題が解決した2072年。不正コイルの回収屋マブチ・キョーマは、とある依頼の最中に謎の美女と遭遇する。それは、新次元「W」の扉を開く運命の出会い…! (Amazon)

なんだろう,スれてしまっているのかな。

DTBのコミカライズを描いていた筆者(絵のほうね)。
オリジナルのストーリーでかなり面白く,画力もかなり良かったので,
その筆者が,新作漫画を描いているのをしっていたので,気になって購入。
取り敢えず試しに1巻を読んでみる。

読了・・・う~ん,確かに面白くなりそうな要素はある。

無限のエネルギーを供給する『コイル』,
なにやら過去に傷がある『主人公・マブチ』,
コイルによって動く人間のような『ハイスペックアンドロイド・ミラ』,
ミラの生みの親でコイルの世界的権威の生み出したなにか『二重コイル』,
何やら胡散臭い世界的大企業『ニューテスラエナジー』,
などなど良さそうな素材は揃っている。
後はこれをどう調理するかという事だ。

この1巻目は,最初の付箋みたいなものがまかれ,
その後コンビを組む主人公・マブチとアンドロイド・ミラの最初の事件という
ところまで一旦終える。
この1巻を全体の序と見れば,なかなか面白くなりそうだ。
けどこの1巻をだけだとなんていうか,お決まり展開でワクワク感がない。
つまり1巻だけだとちょいと厳しいかなというところだが,
主人公が青年と少年でなく,オヤジ(中年)みたいなところになぜだか好感がもてる。
歳がちか・・・。
こういうボーイミーツガール作品は,年齢が若い過ぎるとお花畑みたいな作品が多いので,
そういう意味では,まだ期待が持てる。
そういう作品が悪いわけではないが,この黒を多用している筆者の絵には似合わないだろう。

あと趣味(表の仕事)が,コイルという新しいエネルギーの供給方法が見つかったが,
頑なにガソリン車を走らせていることに愛着がわく。
かつて『いつの時代にも金じゃ買えない,
旧式デバイスへの熱きノスタルジーを捨てきれない輩がいるのさ』ということを
どこぞのサイボーグはいいました。
『これは機械にたいする愛なの,愛』ということさ。
というわけで愛しちゃったのさ。

2巻も買ってみればよかった。それ如何で評価が変わるかな。
これで物語が全然進まないようなら凶,反対になら吉というところか。
後,表紙が蛍光塗料が使われているのか,暗闇で少し光りますが,だからどうした。

a0001_000253.jpg

☆☆☆


  1. 2013/01/24(木) 03:34:49|
  2. 漫画 ☆☆☆
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

[漫画の感想] はやげん! ~はやよみ源氏物語~



「源氏物語」全五十四帖がたった一冊の漫画で読める。(Amazon)

キャラ立ちがいい!これ重要。

約10年前くらいになるのか,
当時私はセンター試験の古文対策として,あさきゆめみしを1日で読んだ。
あさきゆめみしとは,源氏物語を漫画化したもので,
昔から大学受験の古文対策として読まれてきた・・・はず。
理系だったので古文の2次対策は必要なく,最低限の対策で済ませようという魂胆だ。
当時センター試験で,源氏物語が出て数年くらいたっていたので,
もしかしたらという一縷の望みをかけていたというのもあったのだろう,
もちろん当日,源氏物語は出ませんでした。

この対策のためだけに,前日にあさきゆめみしを全巻数千円かけて購入。
あの時は勉強勉強の毎日だったので,例え源氏物語であったとしも
マンガを読むという行為が,一応は息抜きにはなった記憶がある。
そして1日をかけて読破した,あの時はマンガでさえも登場人物が多くて,
頭にいれるので精一杯だった,一体全体何人の女性と関係を持つんだとウンザリ気味だった。
その時の源氏物語に関する感想は,少女マンガ風で読みにくいし,
恋愛や結婚に対する価値観が違いすぎて理解に苦しんだものだ。
まぁ,先日終わった某大河ドラマもそうだけど,リアル重視もいいけど,
もっと脚色を加えてもいいんじゃないのとか思ったたり。
それだと古典の意味がないか。



そのあさきゆめみしより,もっとマンガチックに書かれたのが「はやげん! ~はやよみ源氏物語~」だ。

このマンガを読んで,一つ気づいたことがある。
あさきゆめみしは,マンガで見やすいと言ったが,
それは字面だけよりマシというレベルで
キャラクターの書き分けがイマイチなのだということだ。
私がただ単に少女マンガを見慣れていないとうのもあるのかもしれないが。
ジャンプのオサレ系マンガほどではないが,
このマンガはキャラの書き分けがよくできている。

十人をかるく超える女性キャラがそれぞれ,
判別可能なのはいい,もちろん原典の特徴捉えているというわけではない。
源氏物語をマンガで理解したいなら,
あさきゆめみしを読む前にこちらから先に読んだ方が断然理解が進むはず。
現にこのマンガを読んで,そう言えばあさきゆめみしでもこういうシーンあったなと思い出せた。

こうやってマンガで源氏物語を読んでいるが,
読了後の感想で思い浮かんできたのが,不○は文化という昔有名になった言葉だったw。
(もちろん平安時代なので,当時の制度的には不倫ではないが)
ただ,原典よりかなり現代風に脚色を入れてるので,感性的にはかなり理解しやすくなったと思う。
登場する女性のギャグっぱい振る舞いなんかも十分笑えることが出来る。

結論,葵の上はツンデレの祖。そして光源氏はマダオ(初期はショタ属性持ち)。

a0050_000415small.jpg

☆☆☆


  1. 2013/01/05(土) 23:50:37|
  2. 漫画 ☆☆☆
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

[漫画の感想] 寿司ガール 1



しだけ人生に疲れた女達の前に、お寿司のネタを頭にのせた「寿司ガール」がそっと現れる。今を生きる全ての女性を応援する人間賛歌! 看護師の夢を諦めた女王様、人を好きになれない女教師、異国に憧れる少女、誰にも嫌われたくない森ガール……少しだけ人生に疲れた女達の前に、お寿司のネタを頭にのせた「寿司ガール」がそっと現れる。「私を見てくれている相手」を得た女達は少しだけ前を向くようになり――? 「ショムニ」「ちひろ」で女心を描き出した安田弘之の新たなる代表作。今を生きる全ての女性を応援する人間賛歌!(Amazon)

グルメ対決とか日常系グルメ漫画とかそんなもんじゃなかった。
お寿司の妖精が舞い降りる漫画だった。
しかも,その妖精は問題を解決するとかそういうことはなくて,
ただ見守るというか,話を聞くだけというか。
無力だ。
だがそこがいい。

お寿司の妖精が現れるのは,
女性の前で,その女性達が色々悩みを抱えていて,
それを妖精さんが解決するかというとそうではなく。
そこがビターだ。
その女性たちの機敏というか,
生態が生々しくてリアルだ。
ただやはり女性に共感してもらえる内容のせいかもしれないが,
イマイチ共感できなかった。
これが女心か。

いや,でもいてくれるだけでうれしいのか,
ペットみたいな感じなのかな。
ペットは言葉を交わす事ができないけど,
それが実はいいという話をきいたことがあるけど,
そんな感じなのだろう。
一緒にいるだけでうれしいというか。
癒されるということなんだろう。

図ったのかそうでないのか,分からないが,
ページが進むごとに物語が優しくなっていくのは良かった。
ちゅっと最初は物悲しくて。
何もできないお寿司の妖精さんだけど,
少しくらいは役に立ちたいと思うはずだし。
前を向いてくれれば,うれしいだろうし。

こういう漫画っては,新しいな。
その分どう見ればいいのか難しいかも。
ヒューマンドラマ+寿司,これだけ聞けば斬新だw。
なぜ寿司を選んだの作者に問い詰めたいぐらいだ。
もしかしてあとがき通りただ寿司が好きという,それだけの理由なんだろうか。

最後のおまけが結構面白かった。
今年後一回回らないお寿司屋さんに行きたくなった。
忘年会とか,新年会がお寿司屋さんのカウンターなら最高なのに。

a1620_000747small.jpg

☆☆☆


  1. 2012/12/08(土) 23:58:23|
  2. 漫画 ☆☆☆
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
次のページ

プロフィール

ブログはコチラ(現在休止中)で。

ヒメキリン

Author:ヒメキリン
高知在住・読書している20代。
本は図書館で借りるのが多いです。

検索フォーム

最新記事

カテゴリ

読んだ本・マンガは,下記の「~のリスト」にリンク貼っています。参考にしてください。

評価について (2)
読んだ本のリスト (1)
読書メモ (18)
本 ☆☆☆☆☆ (12)
本 ☆☆☆☆ (100)
本 ☆☆☆ (83)
本 ☆☆ (8)
本 ☆ (0)
読んだマンガのリスト (1)
漫画 ☆☆☆☆☆ (8)
漫画 ☆☆☆☆ (36)
漫画 ☆☆☆ (14)
漫画 ☆☆ (3)
漫画 ☆ (0)
酒の評価について (1)
酒のリスト (1)
酒 ◎ (8)
酒 ◯ (12)
酒 △ (2)
PC・ガジェット (10)
メモ・日記 (311)
DVD・TV・映画 (70)
ゲーム (7)
未分類 (0)

カレンダー

11 | 2017/03 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

月別アーカイブ

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

RSSリンクの表示

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログランキング

よければクリックしてください。


高知県 ブログランキングへ

運営の方からポイントを振り分けて欲しいとの 連絡があったので,本のカテゴリにも登録しました。
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村
にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 高知県情報へ
にほんブログ村

アクセスランク

相互リンクとブロともに関して

3ヶ月以上更新がないブログは,相互リンク・ブロともともに一度解除させてもらう場合があります。ご了承ください。再開した時は,もう一度申請してくれれば受け付けます。

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

◯◯◯

バイトサイト

スポンサードリンク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。